テナント内装工事
テナント内装工事
オフィスビルやテナントビル、商業施設などへ入居して店舗をつくる場合、内装デザインや施工だけでなく、建物側の工事条件を確認しながら計画する必要があります。
物件によっては、工事可能な時間帯、搬入方法、管理会社への申請、指定施工会社の有無、A工事・B工事・C工事などの工事区分が定められています。そのため、店舗としてどのような空間をつくりたいのかと同時に、その建物でどこまで、どのように工事できるのかを確認することが重要です。
Jテクノでは、大阪市内を中心に、店舗・テナントのレイアウト・デザイン設計から内装工事、施工、現場管理まで一貫して対応しています。必要に応じて、管理会社や関係する施工会社と確認・調整しながら工事を進めます。
テナント内装工事とは
テナント内装工事とは、ビルや商業施設などの一区画へ入居し、店舗として使用するために必要な内装や設備を整える工事です。
店舗の用途によって異なりますが、主に、
- 店舗レイアウト
- 床・壁・天井
- 間仕切り
- 照明
- 電気設備
- 空調との調整
- 消防設備との調整
- 給排水
- 受付・レジまわり
- 造作家具・什器
- サイン
- バックヤード
などを検討します。
一般的な店舗内装と異なるのは、建物全体の設備や安全管理に関係する部分について、テナント側だけでは工事内容を決められない場合があることです。内装計画とあわせて、建物側の工事規則や設備条件、工事区分を確認する必要があります。
テナントが決まったら建物側の工事条件を確認する
テナント物件では、内装デザインを具体化する前に、建物側の工事条件を確認しておくことが重要です。
管理会社やビル側から、
- 工事区分表
- 館内工事規則
- 設備図面
- 工事申請書
- 搬入・搬出ルール
- 施工可能時間
などの資料が提供されることがあります。
これらを確認せずに設計を進めると、後から設備や工事区分の問題が分かり、レイアウトや仕様、工程の変更が必要になる場合があります。
主に確認する項目は以下になります。
- A工事・B工事・C工事の区分
- 工事可能な曜日・時間
- 管理会社への申請方法
- 指定施工会社の有無
- 搬入・搬出ルート
- 共用部の使用条件
- 養生方法
- エレベーターの使用条件
- 電気設備
- 空調設備
- 消防設備
- 給排水設備
- サインに関する規定
- 工事開始までに必要な手続き
条件は建物ごとに異なるため、実際の物件資料を確認することが必要です。
A工事・B工事・C工事を確認する
テナントビルなどでは、工事内容によってA工事・B工事・C工事といった区分が設けられていることがあります。ただし、具体的な工事範囲や費用負担、施工会社の指定方法は建物によって異なります。
以下は一般的な考え方です。
A工事
建物所有者側の負担で、建物側が指定する施工会社などによって行われる工事です。建物本体や共用部分など、建物全体に関係する工事が対象になることがあります。
B工事
テナント側の要望に伴って必要になる工事のうち、建物本体や共用設備、安全性などに関係するため、建物側の指定施工会社などが行う工事です。費用をテナント側が負担するケースがあります。空調、電気、消防設備などが対象になる場合があります。
C工事
テナント側が費用を負担し、テナント側で手配した施工会社が行う工事です。床・壁・天井などの内装仕上げや造作家具などが対象になることがあります。実際の区分については、必ずその物件の工事区分表や管理会社の規定を確認します。
管理会社や指定施工会社との調整
テナント内装工事では、店舗側の施工会社だけで工事が完結しないことがあります。管理会社、ビルオーナー、B工事の指定施工会社、設備業者など、複数の関係者が関わる場合があるためです。
たとえば、新しく個室を設ける場合でも、内装側で間仕切りを設置するだけではなく、
- 空調
- 火災報知設備
- スプリンクラー
- 照明
- 電気設備
などの変更が必要になることがあります。
その場合、内装工事と設備工事の施工時期も調整する必要があります。一つの工程が遅れると、その後の施工や開業準備に影響することもあるため、テナント内装では各工事の関係を確認しながら工程を組むことが重要です。
建物条件を踏まえて店舗レイアウトを考える
テナント物件では、希望するレイアウトがそのまま実現できるとは限りません。
既存の建物には、
- 入口
- 受付
- 売場
- サービススペース
- 客席
- レジ
- 個室
- スタッフスペース
- 収納
- バックヤード
などを整理し、お客様とスタッフの動線、設備との関係まで確認しながら計画します。
デザインと施工条件をあわせて考える
テナント内装でも、店舗のコンセプトやブランドイメージを空間へ反映することは重要です。床、壁、天井、照明、家具・什器、サインなどを組み合わせながら店舗全体を計画します。
一方で、建物側の施工条件を無視してデザインを進めることはできません。
たとえば、
- 間仕切りを新設する
- 天井の仕上げを変更する
- 照明位置を大きく変更する
- 設備を移設する
といった場合には、既存設備や工事区分との調整が必要になることがあります。そのため、デザイン段階から現場条件や設備、施工方法を確認し、実際に施工できる形へ具体化していきます。
テナント内装工事の主な内容
物件や店舗の業種によって異なりますが、主に次のような内容を検討します。
- 店舗レイアウト
- 内装デザイン・設計
- 床工事
- 壁・天井工事
- 塗装
- 間仕切り・パーティション
- 照明
- 電気設備に関わる工事
- 空調設備との調整
- 消防設備との調整
- 給排水設備との調整
- 造作家具・什器
- 受付・レジカウンター
- サイン
- バックヤード
- 施工
- 現場管理
- 管理会社や関係業者との調整
実際に必要となる工事は、店舗の用途、現地の状態、建物側の工事条件を確認したうえで整理します。
飲食店・物販店では設備条件を早めに確認する
テナントへ入居する店舗の業種によって、必要な設備は大きく異なります。
特に飲食店では、希望する営業形態に対応できる設備条件があるかを早い段階で確認することが重要です。
飲食店
主に、
- 厨房
- 給排水
- 換気
- 電気容量
- 空調
- 消防設備
- 客席
- スタッフ動線
などを確認します。設備の位置や能力によって、レイアウトや工事内容が変わる場合があります。
物販店
主に、
- 売場
- 商品什器
- 照明
- レジ
- 電気設備
- 収納
- バックヤード
- 搬入動線
などを確認します。商品をどのように見せるのかと、スタッフがどのように運営するのかの両面から計画します。
開業日から逆算して工程を組む
テナント内装工事では、施工期間だけでなく、その前に必要となる確認や申請も含めてスケジュールを考える必要があります。
一般的には、
- 1.物件・工事条件の確認
- 2.現地調査
- 3.レイアウト計画
- 4.デザイン・設計
- 5.管理会社との確認
- 6.A工事・B工事・C工事の確認
- 7.見積もり
- 8.工事申請
- 9.材料・家具・什器などの手配
- 10.施工
- 11.設備・什器などの設置
- 12.完成・開業準備
といった工程があります。
管理会社への申請や指定施工会社による工事が必要な場合は、テナント側だけでは工事開始時期を決められないこともあります。開業予定日が決まっている場合は、早い段階で建物側の条件と必要な工程を確認しておくことが重要です。
テナント内装工事の流れ
工事内容や建物側の条件によって異なりますが、一般的には次のような流れで進めます。
1.相談・資料確認
店舗の業種、物件の状況、開業希望時期などを確認します。管理会社から工事資料が提供されている場合は、その内容も確認します。
2.現地調査
物件の広さ、既存内装、設備、建物条件などを確認します。
3.工事区分・施工条件の確認
A工事・B工事・C工事の範囲や、管理会社の工事規則などを確認します。
4.レイアウト・デザイン設計
店舗の使い方と物件条件を踏まえて、レイアウトや内装を計画します。
5.指定工事との調整
B工事などが必要な場合は、店舗側の内装工事との取り合いや工程を確認します。
6.見積もり
工事範囲と仕様を整理し、必要な費用を確認します。
7.工事申請・施工準備
管理会社への申請や、施工に必要な準備を行います。
8.施工・現場管理
関係する専門業者と工程を調整しながら工事を進めます。
9.完成・引き渡し
施工内容を確認し、完成した店舗を引き渡します。
テナント内装工事の費用
テナント内装工事の費用は、面積だけでは決まりません。
主に、
- 物件の広さ
- スケルトンか既存内装があるか
- 工事範囲
- 使用する内装材
- 間仕切りの量
- 電気・照明工事
- 空調設備
- 給排水設備
- 消防設備
- 造作家具・什器
- B工事など建物側の指定工事
- 工事可能時間帯
- 工期
などによって変わります。
特にテナント物件では、テナント側で発注する内装工事と、建物側の指定施工会社による工事が別の見積もりになる場合があります。そのため、自社で依頼する内装工事の金額だけでなく、出店に必要となる工事全体を確認することが重要です。
物件選びの段階でも工事条件を確認する
出店物件をまだ検討している場合は、立地、家賃、面積だけでなく、希望する店舗をつくるための設備や施工条件も確認しておくことが重要です。
たとえば、
- 必要な電気容量が確保できるか
- 給排水位置は適しているか
- 必要な換気・空調が可能か
- 希望する設備工事ができるか
- 工事区分はどうなっているか
- 指定施工会社による工事がどの程度あるか
などによって、出店後の工事内容や費用が変わる場合があります。
物件契約後に想定していた工事が難しいことが分かるケースを避けるためにも、施工の視点から物件条件を確認することが大切です。
デザイン・設計から施工、関係者との調整まで
テナント内装工事では、店舗内部の工事だけでなく、建物側の設備や指定工事、管理会社への申請などが関係することがあります。
Jテクノでは、物件条件と店舗の使い方を確認しながら、レイアウト・デザイン設計から内装工事、施工、現場管理まで一貫して対応しています。B工事など別の施工会社が関係する場合も、それぞれの工事範囲や工程を確認しながら進めます。
大阪でテナント内装工事をご検討の方へ
大阪でテナントへの新規出店や店舗移転を行う場合も、まずは物件資料や工事区分、設備条件などを確認することから始まります。物件によって工事可能な範囲や必要な手続きが異なるため、それぞれの条件を整理しながら計画します。
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飲食店・物販店の業態別の内装について
A工事・B工事・C工事やビル側との調整について
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テナント内装工事では、店舗デザインだけでなく、建物側の工事条件、設備、工事区分、管理会社への申請、指定施工会社による工事なども確認する必要があります。物件が決まったものの、どこから進めればよいのか分からない段階でも、物件資料や建物側の条件を確認しながら必要な工事を整理できます
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