会議室パーティション
オフィスに会議室を新しくつくる場合、単に空いている場所をパーティションで区切ればよいわけではありません。
利用人数、会議の内容、来客の有無、オンライン会議、音、視線、空調、照明などを確認しながら計画することが重要です。パーティションの種類によっても、会議室の見え方や独立性は変わります。
ここでは、会議室パーティションを検討する際の設計、人数別の考え方、防音対策、施工時のポイントをご紹介します。
会議室設計で最初に考えること
会議室をつくる際には、「何室つくるか」より先に、どのような会議を行うのかを整理します。
たとえば、
- 2~4人の打ち合わせ
- 6~8人程度の会議
- 大人数の会議
- 来客対応
- 面談
- オンライン会議
- 機密性の高い打ち合わせ
などです。
用途によって、必要な広さ、パーティション、設備などが変わります。
会議室をどこに配置するか
会議室の場所はオフィス全体の動線に影響します。
来客が多い会議室であれば、
「入口 → 受付 → 会議室」
と移動しやすい場所に設ける方法があります。
一方、社内会議用の部屋であれば、執務スペースから利用しやすい位置に配置することが考えられます。
来客動線と社員動線を整理しながら配置します。
人数別に会議室を考える
少人数の会議室
2~4人程度の打ち合わせでは、大きな会議室を確保する必要がない場合があります。少人数会議やオンライン会議の頻度が高い場合は、小型の会議室を複数設ける方法もあります。
中規模の会議室
複数名で行う社内会議や来客対応など、用途の幅が広い会議室です。テーブル、椅子だけでなく、モニター、電源、ホワイトボードなどの位置も考えます。
大人数の会議室
大人数で使用する会議室では、室内の広さだけでなく、人の出入りや設備についても確認します。利用頻度によっては、可動式パーティションを使い、通常は複数室として利用する方法もあります。
大きな会議室と小さな会議室を組み合わせる
会議室計画では、すべて同じ大きさにする必要はありません。
実際の利用状況によって、
- 2人用
- 4人用
- 6~8人用
- 大人数用
などを組み合わせる方法があります。
大きな会議室ばかりにすると、少人数の打ち合わせでも大きな部屋を占有することがあります。逆に小さな部屋だけでは、大人数の会議に対応できません。
会議の人数や頻度を確認して構成を考えます。
会議室に使用するパーティション
ガラスパーティション
開放感を持たせながら会議室を区切りたい場合に検討します。必要に応じてフィルムなどを使用し、視線を調整します。
スチールパーティション
独立した会議室をつくりたい場合などに検討します。
LGS・ボードの壁
内装と一体化した壁面をつくりたい場合や、長期間固定して使用する会議室などで検討します。
可動式パーティション
利用人数に合わせて会議室の広さを変更したい場合に使用します。
会議室の防音対策を考える
会議室では、室内の会話が周囲へ聞こえにくいことを求められる場合があります。
ただし、防音・遮音はパーティションだけで決まるものではありません。
主に、
- パーティション
- ガラス
- 扉
- 天井
- 床
- 換気口
- 設備の貫通部分
などが関係します。
どの程度の音への配慮が必要なのかは、会議室の用途によって異なります。通常の社内会議と、面談や機密性の高い打ち合わせでは必要な考え方も変わります。
扉から音が伝わる場合もある
壁やパーティションの仕様だけを高めても、扉まわりから音が伝わる場合があります。遮音性を重視する会議室では、扉を含めて部屋全体として検討することが重要です。
ガラス会議室では視線も考える
ガラスパーティションを使用すると、執務スペースや廊下から室内が見える場合があります。
そのため、
- 全面透明
- 一部にフィルム
- 腰部分を目隠し
- ガラスと不透明パネルを組み合わせる
など、会議内容やオフィスデザインに合わせて考えます。
オンライン会議に使う場合
オンライン会議を行う会議室では、
- 周囲の音
- 室内の声
- モニター
- カメラ
- 電源
- 通信環境
- 照明
- 空調・換気
などを確認します。
小人数のオンライン会議が多い場合には、大きな会議室とは別に小型スペースを設ける方法もあります。
空調を確認する
広い執務空間をパーティションで区切ると、既存空調の吹出口や吸込口が新しい部屋に合わなくなる場合があります。
たとえば、
- 会議室内に吹出口がない
- 一つの吹出口を壁で分断してしまう
- 空調の効き方に差が出る
などです。
会議室の位置を決める際には、既存の空調設備も確認します。
照明・電源を確認する
会議室では、
- 室内照明
- モニター
- パソコン
- オンライン会議機器
- コンセント
- スイッチ
などが必要になります。
パーティションの位置と既存照明が合わない場合には、照明位置の変更などを検討します。
消防設備との関係
新しい会議室をつくる場合には、火災報知設備やスプリンクラーなどへの影響を確認する必要があります。テナントビルでは、こうした設備変更が建物側の指定施工会社による工事になる場合があります。
管理会社の工事区分や施工条件を確認しながら進めます。
会議室パーティションの費用
費用は、会議室の面積だけでなく、
- パーティションの種類
- 施工長さ
- 高さ
- 扉
- ガラス
- 必要な設備変更
- 天井条件
- 建物側の指定工事
などによって変わります。
複数の会議室をつくる場合には、壁や扉が増えるだけでなく、空調・照明・消防設備などの工事も増える場合があります。
施工事例
ガラスパーティションの来客会議室
受付から会議室へ案内しやすい場所に設け、ガラスによって開放感を持たせる方法です。
少人数会議室を複数設置
オンライン会議や少人数打ち合わせが多いオフィスで、小型会議室を複数つくる方法です。
大会議室を可動式パーティションで分割
通常は複数の会議室として使用し、大人数での利用時には一つの空間へ変更できるようにする方法です。
ガラスと不透明壁を組み合わせた会議室
廊下側にはガラスを使用し、モニター設置面などは不透明な壁にする方法です。
会議室を増やしすぎないことも重要
会議室が不足していると不便ですが、必要以上に個室をつくると執務スペースが狭くなる場合があります。
また、部屋が増えるほど、
- パーティション
- 扉
- 空調
- 照明
- 消防設備
なども増える可能性があります。
現在どのくらい会議室が利用されているのか、何人で利用することが多いのかを確認し、必要な数と大きさを考えることが重要です。
会議室とオフィスレイアウトを一緒に考える
会議室だけを先に配置するのではなく、執務スペース、受付、収納などを含めてオフィス全体を考えます。
来客会議室と社内会議室では適した位置が異なる場合もあります。
FAQ
Q. 会議室は何人用をつくればよいですか?
実際の会議人数や利用頻度から考えます。大きな会議室だけでなく、小人数用を組み合わせる方法もあります。
Q. ガラスパーティションでも会議室にできますか?
はい。開放感のある会議室をつくる方法として使用されます。視線や音への配慮もあわせて検討します。
Q. 防音性の高い会議室はつくれますか?
求める音環境を確認し、パーティションだけでなく扉、天井などを含めて検討する必要があります。
Q. オンライン会議用の小部屋もつくれますか?
オフィスレイアウトや設備条件を確認しながら検討できます。
Q. 既存オフィスに会議室を追加できますか?
スペース、空調、照明、消防設備などを確認したうえで施工方法を検討します。
Q. 会議室を増やすとB工事が必要ですか?
建物や設備条件によって異なります。空調や消防設備などの変更が指定工事になる場合があります。
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会議室パーティションについてご相談ください
会議室をつくる際には、人数やパーティションの種類だけでなく、会議の用途、動線、音、視線、空調、照明などを一緒に考えることが重要です。
「会議室が足りない」
「オンライン会議用の個室を増やしたい」
「ガラスを使った会議室をつくりたい」
「どのくらいの大きさ・数が必要か分からない」
という段階でも、現在のオフィスの使われ方を確認しながら計画できます。