パーティションの種類
オフィスで使用するパーティションには、ガラス、スチール、アルミ、可動式などさまざまな種類があります。
どれを選ぶかによって、空間の見え方、独立性、使い方、将来のレイアウト変更、費用などが変わります。
大切なのは、素材だけで決めるのではなく、「どのような空間をつくりたいのか」から適した種類を考えることです。
ここでは、パーティションの主な種類と特徴、用途別の選び方をご紹介します。
パーティションの種類一覧
代表的なパーティションには次のようなものがあります。
- ガラスパーティション
- スチールパーティション
- アルミパーティション
- 可動式パーティション
- ローパーティション
- LGS・ボードによる間仕切り
それぞれ特徴が異なるため、会議室、応接室、個室、執務スペースなど、用途に合わせて選びます。
ガラスパーティション
ガラスを使用して空間を区切る方法です。
壁で完全に視線を遮る場合と比べて、光や視線が通るため、空間を広く見せやすい特徴があります。
向いている空間
- 会議室
- 応接室
- ミーティングスペース
- 来客エリア
- デザイン性を重視するオフィス
透明ガラスだけでなく、フィルムなどで一部を目隠しする方法もあります。
スチールパーティション
スチール製のパネルを使用した間仕切りです。会議室や個室など、独立した空間をつくる場合に検討されます。
向いている空間
- 会議室
- 社長室
- 応接室
- 個室
- 執務エリアの区画
必要な機能やデザインに合わせて仕様を検討します。なお、遮音性はパネルだけでなく、扉、天井、床、設備の貫通部などにも影響されます。
アルミパーティション
アルミフレームとパネルを組み合わせる間仕切りです。比較的シンプルな構造で、オフィス内のさまざまな場所で使用されます。
向いている空間
- 社内会議室
- バックヤード
- 倉庫
- 執務エリア
- シンプルな個室
求めるデザインや独立性によっては、スチールやガラスなどほかの方法と比較します。
可動式パーティション
必要に応じて移動・開閉し、空間の広さを変えられる間仕切りです。たとえば、一つの大きな会議室を通常は2室として使用し、大人数で利用するときだけ一つの部屋にするといった使い方があります。
向いている空間
- 大会議室
- セミナールーム
- 研修室
- 多目的スペース
天井側の構造や収納方法なども含めて計画します。
ローパーティション
天井まで届かない低い間仕切りです。完全に部屋をつくるのではなく、視線を遮ったり、エリアを緩やかに分けたりする目的で使用します。
向いている空間
- 執務スペース
- 集中スペース
- 簡易ミーティングスペース
- デスクまわり
空調や照明を大きく分断しにくい一方、完全な個室にはなりません。
LGS・ボードによる間仕切り
軽量鉄骨下地とボードなどを使用して壁をつくる方法です。パーティション製品を組み立てる方法とは異なり、内装の壁として仕上げることができます。
向いている空間
- 会議室
- 応接室
- 個室
- デザイン性を重視する壁面
- 長期間固定して使用する空間
壁紙、塗装、その他の内装仕上げと組み合わせやすい方法です。
用途別の選び方
会議室
開放感を重視する場合はガラス、独立性を重視する場合は不透明なパーティションや壁などを検討します。音、視線、設備との関係も確認します。
応接室
来訪者から見える空間のため、デザインとプライバシーの両方を考えます。
社長室・個室
視線や音への配慮が必要になる場合があります。求める独立性に合わせて仕様を検討します。
執務スペース
完全な個室化が不要であれば、ローパーティションなどでエリアを分ける方法もあります。
大会議室・研修室
利用人数によって広さを変更したい場合には、可動式パーティションを検討します。
デザインから選ぶ
パーティションはオフィスデザインにも影響します。ガラスを使用すると開放的な印象になり、不透明なパネルや壁を使用すると空間を明確に区切ることができます。
また、
- フレームの見え方
- ガラスの範囲
- パネルの仕上げ
- 扉
- 周囲の床・壁・天井
などを合わせて考えることで、オフィス全体に統一感を持たせます。
遮音性から選ぶ
会議室や個室では、音への配慮が必要になる場合があります。ただし、遮音性はパーティションだけで決まりません。
音は扉、天井、床、換気口、設備の貫通部分などから伝わることもあります。
機密性の高い会話などを行う部屋では、空間全体として検討する必要があります。
将来の変更から選ぶ
将来的に、
- 社員数が変わる
- 部署編成が変わる
- 会議室数を変更する
- オフィスレイアウトを変更する
といった可能性がある場合には、将来の変更も考えて間仕切り方法を選びます。
一方、長期間固定して使用する部屋では、デザインや独立性を優先する方法もあります。
設備との関係から選ぶ
パーティションの高さや位置によっては、
- 空調
- 照明
- 電気
- 消防設備
- 換気設備
などへの影響が変わります。
種類だけを先に決めるのではなく、既存設備とレイアウトを確認して選ぶことが重要です。
施工事例
ガラスを使った来客会議室
執務スペースとのつながりを感じさせながら、会議室として区切る方法です。
不透明パネルによる社内会議室
視線を遮り、独立した空間として使用する方法です。
ガラスとパネルを組み合わせた応接室
一部にガラスを使用し、開放感とプライバシーを両立させる方法です。
可動式パーティションによる多目的会議室
利用人数に応じて部屋を分割・連結できる空間をつくる方法です。
FAQ
Q. 一番安いパーティションはどれですか?
仕様、施工条件、高さ、扉などによって異なるため、種類だけでは判断できません。必要な機能を整理したうえで比較します。
Q. 会議室にはガラスとスチールのどちらがよいですか?
開放感、視線、音、デザインなど何を優先するかによって異なります。
Q. 可動式パーティションは後から設置できますか?
建物条件や天井構造などを確認する必要があります。現地を確認したうえで施工方法を検討します。
Q. パーティションは移設できますか?
種類や製品、現在の状態によって異なります。将来的な移設を想定する場合は計画段階から確認します。
Q. パーティションを設置すると設備工事も必要ですか?
位置や高さによって、空調、照明、消防設備などの変更が必要になる場合があります。
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用途に合ったパーティションをご提案します
パーティションは、見た目や価格だけでなく、部屋の用途、必要な独立性、既存設備、将来のレイアウト変更などを確認して選ぶことが重要です。
具体的な種類が決まっていない段階でも、つくりたい空間から適した仕様を整理できます。